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質量分析グループとは?
当グループでは,「これまで見ることができなかったモノを観られるようにする」をキーワードに,独創的/最先端な質量分析装置の開発と,それらを用いた独創的な応用研究を行っています.
質量分析グループは,日本初の質量分析計を1930年代後半に開発して以来の歴史があります.最近では,小型・高分解能のマルチターン飛行時間型質量分析計や,イメージング質量分析計の開発とそれらを用いた分野横断型の融合研究に取り組んでいます.
お知らせ
- 2018.4.1 研究室紹介が,「生産と技術」に掲載されました.
- 2021.4.1 大塚洋一准教授が着任しました.
- 2021.5.12 超臨界流体抽出(SFE)/クロマトグラフィー(SFC)とプロトン移動反応(PTR)イオン化法を有する質量分析装置とを直接接続する新規技術について,プレスリリースを行いましました.
- 2021.8.1 4年生の大手虹歩さんが,「2021年度第15回近畿支部若手夏季セミナー~巻ノ拾伍~」で,「サイエンスアート賞」を受賞しました.
- 2022.4.1 基礎理学プロジェクト研究センターは改組により,フォアフロント研究センターになりました.
- 2022.12.22 当研究室の兼松教授,大塚准教授がフォアフロント研究センターの座談会「異分野交流について」に登壇しました.動画は「こちら」から見ることができます.
- 2023.5.15 特別研究学生の太田千尋さんが,「2023年度 日本質量分析学会 学生論文賞」を受賞しました.
- 2023.6.24 博士前期課程2年の岡田茉樹さんが,日本分析化学会近畿支部創設70周年記念式典において学生ポスター優秀賞を受賞しました.
- 2023.10.1 化学専攻の協力講座になりました.物理学専攻と化学専攻の両専攻に所属することになり,学際的・分野横断的な研究をこれまで以上に推進できる環境となりました.
- 2024.9.18 博士後期課程1年の孫夢沢君が,応用物理学会講演奨励賞を受賞しました.
- 2024.10.1 株式会社ゼンショーホールディングスの共同研究講座「食と健康科学共同研究講座」が設置されました.
豊田研究室への配属を希望する学生さんへ
豊田研究室では,独創的な装置開発や開発した装置を用いた応用研究を行っています.質量分析は,物理学・化学・生物学・宇宙地球科学・食品科学・医学・歯学・薬学・環境科学・農学など様々な分野と関わっています.当研究室では,装置開発能力を有する研究者であるということを核にして,様々な分野の研究者と連携して,分野横断型の研究を進めています.質量分析の装置開発を行っている大学の研究室は,世界でも非常に珍しい存在です.そのことを強みとして研究を展開しています.
また,2023年10月より化学専攻の協力講座になりました.当研究室で開発した独創的質量分析技術を評価・活用するための異分野融合型研究を行っています.他分野の研究者や企業群との共同で,分子情報計測に関する基礎研究から,環境計測,医療診断などを目的とした応用研究を幅広く実施しています.生体組織や細胞の化学成分を可視化する質量分析イメージングの研究では,疾患の機構解明や診断への応用を目指しています.
物理学・化学の両専攻の学生さんが同じ研究室に所属するユニークな研究室です.バックグラウンドが異なる学生さんがお互いに刺激し合って,ユニークな研究を進められるといいのではないかと思っています.
2024年10月1日から株式会社ゼンショーホールディングスの共同研究講座「食と健康科学共同研究講座」が設置されました.豊田研究室も協力して,おいしさと健康を両立する新しい学問分野である「食の科学」の開拓を進めていきます.
実験が大好きな人,機械いじりが好きな人,機械工作や電子工作が好きな人,プログラミングが得意な人,異分野の人と一緒に研究をしてみたい人,是非一緒に研究をやってみませんか?また,これらを今までやったことがない人も大歓迎です.研究室に入ってきたら,機械工作や電子回路工作,プログラミング,さらには質量分析の基本を学ぶ実習などのトレーニングを受けてもらいます.研究室のスタッフも物理学・化学・農学・環境化学など,様々なバックグラウンドをもった人がたくさんいて,色んなことを学べます.
研究室見学も随時受け付けていますので,ご連絡ください.
当研究室へ大学院から配属を希望する方は,以下の大学院入試の受験を検討してください.